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【現地レポート】大会5日目 男女準決勝 「充実の60分ゲーム」

2017年8月2日

「平成29年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)」は、大会5日目。男女の準決勝が行われ、男子は明成(宮城)と福岡大学附属大濠(福岡)、女子は岐阜女子(岐阜)と桜花学園(愛知)が決勝へと駒を進めた。

 この日、最も白熱したゲームとなったのが、最終試合の帝京長岡(新潟)vs福岡大学附属大濠(福岡)だ。両者一歩も譲らないまま勝負がつかず、なんと四度のオーバータイムにもつれる歴史的な一戦に。互いに退場者も出す中、肉体的にも精神的にもタフな根気比べとなった60分ゲーム(40分+延長5分×4回)は、まさに『死闘』。ともに力の全てを出し尽くした、凄まじい試合となった。

コートでの存在感が抜群の⑬中田 嵩基選手

コートでの存在感が抜群の⑬中田 嵩基選手

 振り返れば、両者それぞれにもっと早く決着をつけるチャンスはあった。だが、驚異的な粘りを見せた相手チームがそれを許さなかったと言える。

 試合はクロスゲームのまま進んだが、まず第4ピリオドで絶好のチャンスを迎えたのは福岡大学附属大濠。実は試合の中で最も点差が離れたのがこの第4ピリオドで、1点差で入った立ち上がり、福岡大学附属大濠は④永野 聖汰選手を筆頭に連続14得点を挙げ、残り6分で15点のリードを奪う。だが対する帝京長岡は、タイムアウトを挟んでオールコートディフェンスを仕掛け、怒涛の追い上げ。福岡大学附属大濠にフリースローのわずか2点しか与えなかった間に、17得点を挙げて残り14秒で同点に追い付き、試合は延長戦へと突入した。

 こうなれば、次にチャンスが巡ってきたのは帝京長岡。堅いディフェンスで失点を抑え、終盤には3点リードに成功する。しかし、このまま勝負が決するかと思われた土壇場で、福岡大学附属大濠の1年生⑭横地 聖真選手が苦しい体勢から3Pシュートのブザービーター。68-68と、福岡大学附属大濠が九死に一生を得て、2回目のオーバータイムへと持ち込んだ。

なかなか調子の上がらず「仲間に助けられました」と⑧祝 俊成選手

なかなか調子の上がらず「仲間に助けられました」と⑧祝 俊成選手

 疲労も見え、ダブルオーバータイムはなかなか足も動かずに71-71。続く3回目のオーバータイムでは、⑬中田 嵩基選手の勝負強い連続得点で福岡大学附属大濠が一時5点リードしたが、帝京長岡がコツコツとフリースローを決めて逆転する。それでも福岡大学附属大濠の⑭横地選手が残り5秒でフリースローをきっちり2本沈め、試合は前代未聞の4度目の延長戦へ。

 4回目のオーバータイム、福岡大学附属大濠は、精神的支柱でもある④永野選手と⑬中田選手がそれぞれ第2、第3オーバータイムで退場しており、苦しい状況だった。だが、ここで意地を見せたのがセンターの⑮井上 宗一郎選手。攻防で高さを生かし、ゴール下、そしてフリースローを決めて2点リードに成功する。この2点差を死守した福岡大学附属大濠が89-87で勝利し、歴史に残る一戦に終止符を打った。

 試合後、「根負けしたわけではないと思うのですが…やはり何かが足りなかったのだと思います」と、開口一番に述べた帝京長岡の柴田 勲コーチ。厳しい練習で知られる帝京長岡だけに、スタミナで劣る気はしなかったものの、柴田コーチは「体力的なものというより、練習とは違うプレッシャー、一回一回の攻めの密度に対して、精神的な疲労の方が大きかったかもしれません。最後の最後も、精神的な余裕の無さからミスが出ました」と言う。度重なるオーバータイムの緊張感が心を疲弊させ、冷静な判断力を奪ってしまったのだ。

 逆に、「延長戦も負ける気がしませんでした」と⑬中田選手が言い切るように、どんな劣勢になっても強気な姿勢を貫いた福岡大学附属大濠。怖いもの知らずのルーキー、⑭横地選手の強心臓ぶりは見事だったが、仲間に声をかけ続けてチームをまとめた中田選手や④永野選手、そしてこの2人が退場したあと救世主となった⑮井上選手と、全員が体力的にも精神的にも支え合わなければ、この過酷なゲームを制することはできなかった。「みんなの魂がコートに入るとは、こういうことなのかなと思いました。充実した時間を、みんなで過ごすことができました」と福岡大学附属大濠の片峯 聡太コーチ。

 福岡大学附属大濠は、本日8月2日(水)の決勝戦で明成と対決。片峯コーチは「明成は厄介です。あの手この手を持っている佐藤 久夫先生(明成コーチ)ですから。でも僕は優勝をかっさらう気持ちで来ているので、技や術を真正面からぶつけたいと思います」と、意気込みを語った。

お互いに声を掛け合い総力戦で戦い抜いた福岡大学附属大濠

お互いに声を掛け合い総力戦で戦い抜いた福岡大学附属大濠

 本日の決勝戦で、今年最初の高校チャンピオンが決定します。
 今大会は入場無料。また、決勝の模様は、NHK BS1で生中継されます。ぜひ会場で、またテレビで、日本一が決まる瞬間をご覧ください。

◆女子決勝◆
10:00~ 岐阜女子(岐阜)vs桜花学園(愛知)

◆男子決勝◆
11:40~ 明成(宮城)vs福岡大学附属大濠(福岡)

▼男女決勝はNHK BS1で生中継
http://www1.nhk.or.jp/sports2/sp/soutai/

▼大会最終日 日程・結果ページ
http://interhigh2017.japanbasketball.jp/schedule#6

▼大会公式記録
http://kirokukensaku.net/0IH17/index.html

▼試合結果速報ページ
http://basket-plus.jp/ih2017fukushima/

▼試合結果速報:JBA公式Twitter
https://twitter.com/JAPANBASKETBALL
※検索ハッシュタグ「#バスケインターハイ」

▼大会フォトギャラリー更新中!!
http://interhigh2017.japanbasketball.jp/game_photo_list

【JBA大会特設サイト】
http://interhigh2017.japanbasketball.jp/

実施要項GUIDANCE

試合日程・結果SCHEDULE

7月28日(金) 男女1回戦

7月29日(土)   男女2回戦

7月30日(日)   男女3回戦

7月31日(月)   男女4回戦

8月1日(火)   男女準決勝

8月2日(水)   男女決勝