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【現地レポート】大会3日目 男女3回戦 「ライバルとの友情」

2017年7月30日

 大会3日目を迎えた「平成29年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)」。ベスト8の座を争い、ハイレベルな男女3回戦が繰り広げられた。

 女子3回戦のうち見どころの一つとなったのが、県立広島皆実(広島)の⑥三間 瑠依選手と、大阪桐蔭(大阪)の⑮竹原 レイラ選手によるセンター同士の対決。

体を張って激しい攻防を繰り広げた竹原 レイラ選手と三間 瑠依選手

体を張って激しい攻防を繰り広げた竹原 レイラ選手と三間 瑠依選手

 両者のうち、特に県立広島皆実の三間選手は、この大阪桐蔭戦に強い覚悟を持って臨んでいた。というのも、「代表の合宿でもレイラにはやられていたし、大阪招待(交歓大会)でも大阪桐蔭にはボロ負けしていたので、組み合わせを見たとき最初はちょっと嫌だなと感じて…」と、もともと竹原選手に苦手意識を持っていた三間選手。それでも、「自分が引っ張らないとチームも勝てないので、『レイラよりも点を取って絶対に勝ってやる!』という強い気持ちで試合に臨みました」と、エースの自覚を持って弱気を封印し、決戦の時を迎えたのだ。

 第1ピリオドは、17-17と互角の立ち上がりに。だが第2ピリオドから様相が一転し、大阪桐蔭のゾーンディフェンスが効いて県立広島皆実はこのピリオドわずか8得点。12点ビハインドで入った後半、県立広島皆実が追い上げる時間帯もあったが、追い付くには至らず、結局77-53で大阪桐蔭が勝利する形となった。

数字的にも互角の活躍を見せた両者

勝利したものの、三間選手の守りに「なかなか普段どおりプレイできなかった」と竹原選手は反省の弁

 数字だけ見れば、三間選手が24得点、竹原選手が25得点と、両選手の活躍はほぼ互角。だが竹原選手以外も含め、4人が二桁得点を挙げた大阪桐蔭に軍配が上がった。県立広島皆実の村井 幸太郎コーチは、「ゾーンアタックがなかなか機能しませんでしたし、後半、練習してきたことがうまくハマる部分はありましたが、球際やリバウンドの強さで全部負けていました。一人ひとりの勝ちたい気持ちの差が、大きかったと思います」と試合を振り返る。

 試合後、声を上げて悔し涙に暮れた三間選手。「相手のゾーンにミスが続いたとき、私がみんなにもっと声をかけて、センターのところで確実に点数を取っていくべきでした。もっと自分が引っ張れるようにならないと…」と、責任を感じている様子だった。

 そんな三間選手に、体育館の裏の廊下で健闘をたたえ励ましていた選手こそ、ほかでもない竹原選手だ。中学時代から強化合宿などをともにしてきた2人は、コートを出れば大の仲良し。試合前は「冗談で、『今日はお互い20点以内に抑えようね』と言っていました(笑)」と竹原選手は言う。実は、竹原選手が今日使っていた名前入りのタオルは、以前三間選手からもらった誕生日プレゼントだそうだ。

 お互いに刺激を受け合う存在であり、親友でもある2人。将来性豊かな彼女たちはこれからも、切磋琢磨して高め合いながら、いずれは日本を引っ張る存在へと成長してくれるはずだ。そんな良きライバルである竹原選手に、三間選手は涙を流しながらも「頑張ってね」と一言。竹原選手はその思いも背負って明日31日(月)、ベスト4進出を懸けて千葉・昭和学院と対戦する。

 一方の男子3回戦は、前年度準優勝の京都・東山が、福岡・福岡大学附属大濠に48-67で完敗。また、前日に福井・北陸を破った愛知・桜丘に、静岡・飛龍が82-68で勝利して東海大会のリベンジを果たすなど、注目のゲームが相次いだ。準々決勝も、予想のできない展開となりそうだ。

実施要項GUIDANCE

試合日程・結果SCHEDULE

7月28日(金) 男女1回戦

7月29日(土)   男女2回戦

7月30日(日)   男女3回戦

7月31日(月)   男女4回戦

8月1日(火)   男女準決勝

8月2日(水)   男女決勝